顔のたるみ改善の為に肌の乾燥とアミノ酸の関係を知っておこう

顔のたるみ改善の為に肌の乾燥とアミノ酸の関係を知っておこう

 

年齢を重ねるにつれて、誰もが気になり、悩みの一つとなるのが顔のたるみです。頬や皮膚、首のたるみは、見た目年齢を上げてしまう原因にもなります。逆に、頬や皮膚、首のたるみがなければ、若々しく見えると言うことです。頬、皮膚、首のたるみは、放っておくとシワや深いほうれい線につながってしまいます。

 

顔がたるむ原因は、一つではありません。長い間生活してきた習慣の中で積み重ねられたあらゆることが原因になって顔のたるみは生じます。その原因の一つとして、肌の乾燥が考えられています。年齢を重ねるほど、肌の乾燥で悩む方も多くなります。

 

肌の乾燥を防ぐことができれば、ハリや潤いのある若々しいお肌を維持することが可能となります。なぜ、肌は乾燥してしまうのか?乾燥しない為には、なにが必要なのかをまとめてみました。

肌が乾燥するとなぜ顔のたるみが生じるのか?

 

肌は、大きく分けて表皮、真皮、皮下組織の分かれています。コラーゲンやエラスチンは、真ん中の真皮に存在しています。真皮の中で、コラーゲン線維は、網のように張り巡らされ、クッションに似た役割を果たして肌の弾力を生み出しています。

 

そのコラーゲンを支えるのが、エラスチンという線維やヒアルロン酸という水分を蓄えるゼリー状の物質です。これらが肌の弾力や潤いを保ち、みずみずしいハリを与えているのです。しかし、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸は、年齢とともに減少してしまいます。

 

特に、水分を蓄えてくれていたヒアルロン酸が減少すると、肌は、水分不足になり、肌の乾燥を招くことになります。肌が乾燥すると、ターンオーバーが乱れます。皮膚の新陳代謝が悪くなり、古い角質が肌の表面に滞ってしまいます。

 

ターンオーバーが乱れると、角質層のバリア機能が低下して、肌の潤いが逃げやすくなります。また、バリア機能の低下により、紫外線などの影響も受けやすくなり、ハリを失い顔のたるみを招くことになります。

 

紫外線は肌のハリを失う原因になる

 

真皮に存在するコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸は、真皮層の線維芽細胞で生成されています。この線維芽細胞の機能がお肌のハリに大きく影響すると考えられています。線維芽細胞の機能が低下する原因は様々ですが、その一つとして、紫外線による「肌の酸化」があげられます。

 

「肌の酸化」とは、紫外線の影響で発生した活性酸素が肌の内部に蓄積されることを言います。活性酸素は、通常の酸素よりも酸化力が強く、増えすぎると、老化現象ひき起こす要因になると言われています。

 

この活性酸素によって線維芽細胞がダメージを受け、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成する機能が低下してしまいます。その為、肌にハリを与えてくれていた、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が不足するようになり、お肌のハリが失われてしまうのです。その結果、顔のたるみも生じるようになります。

 

簡単にまとめると、肌の乾燥は、ターンオーバーの乱れ、バリア機能の低下を招き、肌のハリを失い、顔のたるみが生じてしまうのです。

顔のたるみを作らない為に乾燥肌予防に必要なこと

上記までで、顔のたるみを引き起こす原因について、お話してきました。肌の乾燥を防いで、ターンオーバーを正常にし、バリア機能の低下を防ぐことでお肌のハリや潤いを維持するが可能となります。その為には、角質層で水分を十分に蓄える力が備わっていることが大切になります。

 

角質層には、天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質、皮脂膜の3つの要素が存在します。この3つの要素がそれぞれ違う働きをしますが、お肌に潤いを与える為には、どれも欠かすことができません。

 

天然保湿因子(NMF)は、水分を吸着して保湿を担います。細胞間脂質は、水分を角質の中で層を作って、水分を挟み込んで保湿を担います。皮脂膜は、天然の保湿クリームとして水分の蒸発を防ぎます。

 

このように、3つの要素が上手く働くことで、バリア機能が正常に働くのです。特に、天然保湿因子(NMF)は、ターンオーバーの過程で生成されるものです。ターンオーバーが乱れると天然保湿因子(NMF)も不足しがちになります。

 

天然保湿因子(NMF)とは、角質細胞に存在し、成分の約半分がアミノ酸でできています。水分を抱え込む性質があります。角質細胞の中には、ケラチン線維でできたハンモックのようなベッドがあり、そこに天然保湿因子がとどまっています。

 

ところが、このハンモックが壊れてしまったり劣化してしまうと、天然保湿因子(NMF)は、角質細胞内に留まっていることができず、流出しやすくなり、角質層内のアミノ酸の量が減少してしまうことになります。

 

 

天然保湿因子(NMF)が不足しない為にも、ターンオーバーが正常に行われることは、重要です。ターンオーバーを正常に保つ為には、規則正しい食生活週間が必要と言われています。特に、食事などからアミノ酸を摂取することで新しい細胞がどんどん作られ、古くなった角質を除いてくすみも取り去り、ターンオーバーのサイクルを若々しい肌の状態に近づけてくれます。

 

 

アミノ酸については、以下の記事を参考にして下さい。

 

顔のたるみの予防、改善にアミノ酸は重要!アミノ酸の効果とは?

 

また、アミノ酸は、血行を良くし、新陳代謝を活性化させる働きがあり、シミやくすみを改善し、日焼けによるメラニン色素の沈着も防ぎます。アミノ酸のうち特に、プロリン、アラニン、グリシンはコラーゲンの生成に必要な成分であり、肌のハリ、潤いを維持するには、欠かせない存在です。

 

アミノ酸の摂取を考えた場合、アミノ酸配合の化粧品も多数販売されているので、化粧品からも可能です。また、食事だけでは補え切れないものは、サプリメントなどから摂取すると体の内側からのアミノ酸効果が期待できます。

 

例えば真皮層のコラーゲン生成を活発にさせたい場合は、アミノ酸化粧品ではなかなか補うことは難しいです。そんな時は、サプリメントからの摂取がおすすめです。

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