顔のたるみ改善の為のカッサマッサージに適したオイルとは
顔のたるみ、ほうれい線に改善効果があると話題になり、継続して人気が続いているカッサマッサージですが、自分でカッサマッサージを行うには2つの道具が必要となります。一つは、お肌にあててマッサージをするための、カッサプレートです。もう一つが、マッサージを行う時の潤骨材です。主に、オイルがおすすめのようです。
しかし、オイルと言っても、種類が豊富で、どのようなものを選んだら良いのか迷ってしまいますよね。マッサージの効果を最大限に得たいと思ったら選ぶオイルにも気を使いたいと思ってしまいます。そこで、どのようなオイルがマッサージに適しているのかをまとめてみました。
顔のたるみ改善に行うカッサマッサージのためのオイル選びのポイント
顔のたるみ、ほうれい線改善の為に行うカッサマッサージに使うオイルは、マッサージを行う時にお肌を傷めない為に、また、カッサプレートの滑りを良くするために利用することが目的です。
つまり、カッサマッサージを行っている途中で、どんどんお肌にオイルが浸透してしまうような浸透率の高いオイルは、カッサプレートの滑りを悪くしてしまうので、利用を避けた方が良いようです。
美容オイルとして、良く知られているアルガンオイルは、肌への浸透率が高いオイルの一つです。アルガンオイルをお肌につけてしばらくすると、スーッとお肌になじみ、浸透してしまいます。
アルガンオイルのようなすぐに浸透してしまうオイルは、マッサージオイルとして利用するよりも美容液として利用することが適しているようです。
顔のマッサージに適しているオイルとして、良く知られているホホバオイルは、人の皮脂と同じ成分構造をしている「ワックスエステル」が主成分です。その為、お肌になじみやすく、デリケートなお肌の方にも使えるマッサージオイルだと言われています。
また、ダイエットにも効果的で、マッサージにも使えるとして、芸能人の間で話題になっているオイルがココナッツオイルです。ココナッツオイルには、トコトリエノールと言うビタミンEが含まれています。このトコトリエノールは、たるみ、シワ、シミ、毛穴改善などの効果が期待できると言われています。
更に、最近注目されているのが、マルラオイルです。マルラオイルは、オリーブオイルやアルガンオイルよりもオレイン酸が70%~80%あり、抗酸化力もオリーブオイルの10倍と言われています。美容オイルの最高峰とささやかれているほどです。この、マルラオイルは、マッサージオイルとしても使いやすいオイルとして人気です。
顔のたるみ改善のためのカッサマッサージにおすすめホホバオイルの特徴
ホホバオイルの特徴
人の皮脂は、皮脂腺から分泌される脂質ですが、主な主成分は、スクワレン、ワックスエステル、トリグリセリドなどです。ホホバオイルの主成分は、「ワックスエステル」と言われており、人の皮脂と同じ成分を持つため、ホホバオイルには、人体への安全性が確認されているオイルと言えます。
ワックスエステルは、お肌の角質層に20%~30%も含まれているもので、ワックスエステルのおかげで私たちの肌は、弾力と潤いを保つことができているのです。このワックスエステルが減少してしまうと、お肌の機能も低下してしまって、どんどん乾燥が進行してしまう恐れがあります。
カッサマッサージをしながら、ワックスエステルを補えることは、お肌の機能維持にも大切なことですので、カッサマッサージの潤骨材としてもとてもおすすめのオイルと言えます。また、ホホバオイルは、酸化しにくい性質があり、その為、防腐剤などは必要なく肌にとても低刺激なオイルになっています。
ホホバオイルの効果
ホホバオイルには、6つの効果があります。
- 保湿効果
- ニキビ・吹き出物などの防止効果
- 毛穴の黒ずみ除去効果
- ビタミンEによる抗酸化作用
- 妊娠線防止効果
- 髪・頭皮の乾燥防止効果
ホホバオイルの種類
ホホバオイルには、無精製のゴールデンホホバオイルと加熱処理で精製されたホホバオイルの2種類があります。
無精製のゴールデンホホバオイル
ゴールデンホホバオイルは、加熱などの処理がされていない分、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンB、必須アミノ酸などの栄養がより多く含まれています。低刺激、安全性が高いことがホホバオイルの特徴ですが、無精製のものは、不純物が含まれている場合があり、その不純物が肌質によっては、肌に刺激を与えてしまう可能性があります。肌質の強い方におすすめです。
加熱処理されたクリアホホバオイル
クリアホホバオイルは、不純物を取り除くために加熱して精製されたホホバオイルです。その為、安全性がより高まっています。しかし、加熱処理時には、、ビタミンなどの成分のほとんどが失われてしまいます。クリアホホバオイルは、肌質が敏感な方、ホホバオイルが初めての方などにおすすめです。
ホホバオイルの使用時のポイント
保管温度に注意
天然オイルの為、約10℃以下の温度になると固まってしまいます。ホホバオイルは、固まっても品質には変化はありません。温度が低くなる場所での保管は、やめておきましょう。また、直射日光があたる極端に暑い場所も避けた方が良いようです。
長期保管は避ける
オイルの中に雑菌が混ざらないために、開封後1年以内に使い切ることが大切です。
使用前のバッチテストが大切
ホホバオイルは、低刺激で安全なオイルと言われていますが、肌質が敏感な方は、必ずバッチテストを行うことをおすすめします。
顔のたるみ改善のためのカッサマッサージにおすすめココナッツオイルの特徴
ココナッツオイル特徴
ココナッツオイルには、代表的な成分として「中鎖脂肪酸」と「ラウリン酸」があります。
中鎖脂肪酸は、ココナッツオイルの主成分です。中鎖脂肪酸は、摂取しても身体に溜まらない脂肪として注目を浴びています。この中鎖脂肪酸が含まれているという点で、ココナッツオイルは、ダイエット効果があると言われ、食用としても利用する方が増えているのです。
一方、ラウリン酸は、母乳にも含まれている成分で、抗酸化力・抗菌力に優れています。
ココナッツオイルの効果
ココナッツオイルは、経口摂取する場合と外側から塗布する場合では、期待できる効果も多少変わってくるようです。
経口摂取する場合
ココナッツオイルを経口摂取した場合、中鎖脂肪酸が脂肪燃焼に働きかけ、代謝を促進させてくれます。その為、ダイエット効果、便秘解消、風邪予防の効果が期待できます。
外側から塗布する場合
ココナッツオイルを髪の毛や肌に直接塗布する場合、中鎖脂肪酸には、保湿効果と日焼け防止効果>が期待できます。更に、肌の潤いにも効果があると言われ、妊娠線予防>に使用する方も増えている様です。また、ラウリン酸の抗菌作用が切り傷にも良いと言われています。
ココナッツオイルには、トコトリエノールと言うビタミンEも含まれています。トコトリエノールは、体内に増え過ぎた活性酸素を抑制してくれる働きがあるため、お肌の老化防止効果が期待できます。
ココナッツオイルの種類
ココナッツオイルにも無精製されたバージンココナッツオイルと精製されたココナッツオイルの2種類があります。
バージンココナッツオイル(非加熱処理のもの)
バージンココナッツオイルとは、ココナッツの果肉を生の状態で圧搾して、添加物や加熱して抽出するなどの精製は、一切行っていないもののことです。40度を超えない低温でじっくり圧搾するため、甘く強い香りが残っているのが特徴です。
バージンココナッツオイルには、アルツハイマーやダイエットに効果が期待できる有効成分が多く含まれています。ダイエットを目的として利用する場合には、「バージンンココナッツオイル」と表示されているものを選ぶことをおすすめします。
精製されたココナッツオイル(加熱処理されたもの)
精製されたココナッツオイルは、アロマアッサージのベースオイルとして使われることが多いオイルです。精製されたココナッツオイルは、高熱で処理されているため、不純物も取り除かれ、無色透明で、香りが無いものになっています。
肌の弱い方は、不純物が取り除かれて、刺激が少ない精製されたココナッツオイルがおすすめです。ただし、高熱で処理されている分、有効成分も少なくなっているオイルとなります。
ココナッツオイル使用時のポイント
バージンンココナッツオイルは、未精製の状態である為、香りもそのままで強いです。ココナッツ特有の香りが苦手な方は、香りがない精製されたココナッツオイルがおすすめです。
お肌が敏感な方は、腕などバッチテストを行ってから使うことが大切です。
ココナッツオイルは、23℃~25℃以下で固まってしまう性質があります。ほぼ、常温で固まってしまいますから、適量を手の平になじませているとうちに自然に溶けてきますが、スキンケアやボディケアなどで多めに使用する場合には、液状に戻してから使用すると使いやすいです。
顔のたるみ改善のためのカッサマッサージにおすすめマルラオイルの特徴
マルラオイルの特徴
マルラオイルには、オレイン酸、ビタミンCとEが多く含まれていることが特徴です。オレイン酸は、オリーブオイルやアルガンオイルよりも多く、植物オイルの中では最も多い70%~80%を占めています。マルラオイルのオレイン酸の抗酸化力は、オリーブオイルの10倍、更に、ビタミンCは、オレンジの4倍と言われています。
マルラオイルに豊富に含まれているビタミンCは、コラーゲン生成に必要不可欠な成分となります。また、ビタミンEは、抗酸化作用に優れているので、紫外線やストレスによりできた活性酸素を除去してくれる働きがあります。
マルラオイルの種類
マルラオイルにも、精製されたマルラオイルと未精製のマルラオイルとが販売されています。精製されたマルラオイルについては、丁寧な抽出や精製により、できるだけ成分を維持するように精製されているといいます。その為、精製されたマルラオイルの方が多少、有効成分は、少なめかもしれませんが、それほど、大きな差はないと考えて良さそうです。
使用感もほぼ同じようですが、やはり、肌質が弱く敏感な方は、精製されたマルラオイルの使用がおすすめです。
マルラオイル使用時のポイント
マルラオイルは、オレイン酸が多く含まれているため、酸化しにくいオイルです。その為、常温で保管が可能です。
化粧水などに混ぜて使用することも可能です。
お肌に使うだけでなく、乾燥している肘、ひざ、かかとなどにも使えます。もちろんマッサージにも適しています。
上記までで、3種類のオイルについて、紹介しました。オイルにもそれぞれ違った特徴がありますので、まず、どのようなオイルが自分の肌に合うのかを確認して使い始めることをおすすめします。カッサマッサージも継続が大切ですので、長く使えて、カッサマッサージが楽しく行えるものになると良いと思います。