ウチワサボテンオイルの抗酸化作用が顔のたるみ改善に効果的
ウチワサボテンは、南米やモロッコに原生するサボテンで、乾いた荒野で生きるため高い保水力を持っています。地中深くまで根を伸ばし水を吸い上げます。サボテン内には、常に十分な水分を保持している特長があります。
この様な環境で生き延びるウチワサボテンから抽出されるオイルには、抗酸化作用、保湿作用、再生作用があり、年齢を重ねて顔のたるみが気になり始めたお肌に作用し、ハリと潤いをもたらしてくれるということで、最近、注目されているオイルです。
その、ウチワサボテンのオイルの特長、期待される効果・効能は何なのか?顔のたるみ改善にも効果が期待できるのか?などについてまとめてみました。
顔のたるみ改善の為に知っておきたいウチワサボテンオイルの特長
ウチワサボテンのオイルは、種子から抽出します。果実の重量のうち、5%が種子に当たります。その種子の3~5%がオイル含有量だと言われています。痩せた種子も中にはある様なので、その場合には、1%しかオイルが抽出できないときもあります。
ウチワサボテンオイルは、極めて希少価値が高いオイルなので、1リットルのオイルを抽出するには、約800kgののウチワサボテンの果実が必要になると言われています。
ウチワサボテンオイルの最大の特長は、ビタミンEが豊富に含まれているということと、ステロール、リノール酸も含まれていると言う点です。それぞれの効果については、以下にまとめてみました。
ウチワサボテンオイルに含まれる成分は顔のたるみ改善をもたらすのか?
ウチワサボテンオイルに含まれるビタミンEの働き
ウチワサボテンに含まれるビタミンEは、他のオイルと比較してもかなり豊富に含まれていることがわかります。例えば、オリーブオイルと比較した場合の含有量は、3.2倍、アルガンオイルと比較した場合は、1.6倍の含有量と言われています。体内でビタミンEが不足すると細胞の老化を招き、皮膚の抵抗力を弱め、シミの増加などを引き起こす原因になると言われています。
ビタミンEは、抗酸化作用があることで知られています。また、抗酸化作用の他には、バリア機能の正常化、血行促進作用などの働きがあります。
抗酸化作用
抗酸化作用というのは、活性酸素を除去してくれる働きのことです。お肌が紫外線の影響を受けると肌の奥で活性酸素が生まれます。この活性酸素は、コラーゲン繊維を攻撃し、切断してしまう酵素を作りだすのです。これがシワや顔のたるみなどの肌老化を招く原因になります。
ビタミンEは、活性酸素を減少させる物質であるグルタチオンを増加させると言います。この働きにより、お肌が活性酸素から守られることになります。その結果、紫外線の影響を受けた肌に、シワや顔のたるみが生まれにくくなるのです。
バリア機能の正常化
ビタミンEは、油分に溶ける性質があります。その為、ウチワサボテンオイルを肌に塗布した場合、肌表面に存在する皮脂と溶けあいバリア機能を正常に保つ働きをしています。このようにビタミンEには、皮脂の酸化を防止し、紫外線や大気汚染物質などの外界の刺激から肌を守ってくれます。
血行促進作用
ビタミンEには、血行促進作用があると言われています。血液の循環を促進して皮膚の新陳代謝が高まると、表皮下のメラニン色素のターンバックを促進させる働きにより、シミやそばかすを防止する効果も期待できます。
ウチワサボテンオイルに含まれるステロールの働き
ステロールには、肌の潤いを保つ保水効果があることが知られています。オリーブオイルやアルガンオイルにも含まれているものですが、含有量は、アルガンオイルの10倍以上と言われています。ウチワサボテンは、乾燥が激しい過酷な気候環境で常に水分を保持しなければならないため、種子から抽出するオイルにも優れた保湿力が備わっているのです。
ウチワサボテンオイルに含まれるリノール酸の働き
ウチワサボテンには、リノール酸が豊富に含まれています。リノール酸は、保湿効果や抗炎症作用があると言われています。紫外線などで傷んだお肌の炎症にも働きかけてくれます。リノール酸は、必須脂肪酸の一つで体内で作ることができないので、食物や化粧品などのようなものから積極的に摂取することをおすすめします。
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顔のたるみ改善にウチワサボテンオイルがおすすめの理由
上記までで、ウチワサボテンオイルの効果について、お伝えしてきました。ウチワサボテンオイルの最大の特長は、ビタミンEの含有量が多く、抗酸化作用に優れていると言う点です。一方、年齢を重ねた方のお肌に関する一番の悩みは、「顔のたるみ」という方が多いと言われています。
顔のたるみが生じる原因には、様々な要因が絡みあって生じるものなので、原因を一つに絞れないところが難しいところです。しかし、肌の老化を加速させてしまう原因の一つに細胞の酸化があげられます。活性酸素の発生により肌細胞の酸化現象は、顔のたるみを生み出すと考えられています。活性酸素が及ぼす肌への影響は以下の通りです。
紫外線の影響により発生した活性酸素は、お肌に必要なハリや弾力を維持するために大切なコラーゲンやエラスチンを変性させてしまいます。それにより、肌の内側で保たれていたハリや弾力が失われ、シワや顔のたるみが生じやすくなります。
活性酸素は、細胞の情報を司り、細胞の生成やターンオーバーに関与する重要なDNAを傷つけてしまいます。DNAが傷つくと正常なターンオーバーが行われなくなります。ターンオーバーの機能が低下すると、古いコラーゲンが上手く代謝されずに固くなってしまい、シワや顔のたるみができやすい皮膚状態へと変化してしまいます。
紫外線やストレスなどで発生した活性酸素は、肌表面の皮脂を酸化させ、過酸化脂質という刺激の強い物質に変化させてしまいます。その過酸化脂質は、肌表面を刺激し、小じわや毛穴の開き、毛穴のたるみを引き起こす場合があります。毛穴のたるみや毛穴の開きは、顔全体がたるんで見える原因になります。
以上が、活性酸素が及ぼす肌への影響になります。活性酸素は、顔のたるみを作る大きな原因の一つだったのです。そこで、大切になってくるのが、抗酸化ケアです。優れた抗酸化ケアにより肌の酸化を防止する必要があります。ウチワサボテンオイルには、抗酸化作用に優れたビタミンEがとても豊富です。また、保湿効果にも優れているため、乾燥で悩む肌にも働きかけてくれます。
お肌の乾燥に悩み、顔のたるみが気になっている方に、ウチワサボテンオイルは、とてもおすすめのオイルだと思います。一度試してみる価値は、あると思います。